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2023-08-07:世界水泳2023福岡大会を観て

日本で22年ぶりに世界水泳が福岡で開催されました。世界水泳とはオリンピックに並ぶ水泳競技の祭典で、2年に1度の(FINA)最大の国際大会であり、世界のトップスイマーが集う、世界最高の泳ぎが見られる国際大会です。水泳を携わる者として、この大会を見逃すわけにはいきません。

病気を克服し、6年ぶりに大舞台に戻ってきた池江選手をはじめ日本勢の活躍はテレビ、ニュースなのでご覧になった方も多いと思います。そこで今回は本大会で私が注目した海外の競泳選手1名をとりあげて感想を話したいと思います。

その選手とは男子400m個人メドレーに出場したフランス代表レオン・マルシャン選手です。(この選手の話しがしたくてブログを書きました。)なんとあの怪物フェルプスと言われたマイケル・フェルプス選手の持つ最古の世界記録を15年ぶりに更新してしまったのです!フェルプス選手の持つ世界記録は高速水着時代の記録でもあり、そう破られることはないと思っていましたが、なんとレオン選手はフェルプス選手の世界記録よりも1秒34早い4分2秒50の世界新記録で優勝しました。いやぁ凄いレースでした。久々に興奮しました。まさかフェルプス選手の記録を1秒以上も短縮するとは。新たな怪物が現れました。

400m個人メドレーという種目は200m~300m辺りから体力的にきつくなりますが、レオン選手は平泳ぎの選手でもあり、平泳ぎのスピードが落ちません。それどころか平泳ぎからクロールへのターンで得意の15mの潜水ドルフィンキックでスピードを上げ、残り100mは世界記録ラインの遥か前で独泳でした。このレースを観ただけでも世界水泳を観た価値がありました。

残念ながら日本勢は本大会では、それほど目立った成績は残せませんでしたが、今のスポーツ界ではメジャーリーグの大谷翔平選手(彼の活躍はまさに漫画を超えています)ボクシング4階級制覇の井上尚也選手と、日本人として世界で異次元の活躍を見せています。(私が生きている間はもう見られないでしょう。)

水泳界も彼らのような異次元のスーパースイマーが日本から出てくることを期待しています。

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