スタッフブログ
2023-08-23:残暑御見舞い申し上げます。
皆様、こんにちは。板橋です。
夏休みも終わりに近付き、暦の上での秋とはなっていますが
立秋とは名ばかりで、猛暑・酷暑と呼ばれる通りの暑い日が続いています。
夏の疲れも出る頃ですが、皆様元気にお過ごしでしょうか?
ここグリーンスポーツセンターでは
8月19日(土)午後6時より
屋外の流水プールを利用した灯篭流しが行われました。


灯篭流しとは、死者の魂を弔って火を入れた灯篭を
川や海に流す日本の伝統行事とあります。
大きな災害が起きた年のお盆に犠牲になった方々の
冥福を祈るため行われることもあります。
しかし、厳密には仏教の行事ではなく、
終戦直後の広島で原爆で亡くなった人達の霊を弔うために
遺族や広島市民が市内を流れる川に
灯篭を流したことから始まった伝統行事だそうです。
また江戸時代中頃、お盆にお迎えした魂を灯篭に戒名を書いて
川や海に送り流す行事があり、発祥とする説もあります。
そして日本では各地で各々の日に行われていますが、
ハワイでは毎年5月26日、
戦争で命を落とした人々を弔うための灯篭流しが行われており、
現在では亡くなった全ての人を偲ぶ日とされています。
タイでは陰暦12月の満月の日に行われ、
その年の収穫を水の精霊に感謝する行事となっています。
またベトナム中部の都市ホイアンでは、毎日灯篭流しが行われ、
貧しい子供達が手作りの灯篭を観光客に売ることで
生計を立てるという意味合いになっている地域もあるそうです。
それぞれの場所でそれぞれの祈りや想いを乗せて
ゆっくりと流れていく柔らかい灯りは
川でも海でもプールでも…
どこでもとても幻想的に思います。
グリーンスポーツセンターでは食品トレーを使い、
SDGsも学べるような灯篭流しを企画して
たくさんのご家族にご参加頂きました。
思い思いの形に灯りの窓をくり抜いたり、色や絵を付け
それぞれの灯篭を作成して流しました。

灯りは安全を考慮し、LEDを使用しましたが、
ろうそくのような柔らかな色と揺らぎのある灯りで
手作り感もありながら暗い夜のプールを
とても幻想的にしてくれました。
昼間、遊水プールに遊びに来て
夏のギラギラと照り付ける太陽の下、
沢山の人で溢れたプールを見ていた子供達にとって
暗い夜、誰も泳いでいない静かなプールを見ることも
新鮮な経験のようでした。
灯篭流しはどんな場所でもどんな意味合いでも
見る人の目に綺麗に映り、
見る人の心それぞれに感動や想いを生む
素敵な行事ですね!
暑さはまだまだ続きそうですが
夜が更けると夜でも鳴いていたセミに代わり
秋の虫の声が聞こえてきて
待ち遠しい秋が近付いていることを感じます。
あともう少し!暑さに負けないよう
熱中症対策生活がんばりましょうね!!

空や雲にも秋の気配が…
雲の隙間から太陽の光のすじが見えました。
この光のすじには光芒(こうぼう)という名前があり、
「ヤコブの椅子(階段)」「天使の椅子(階段)」
などと呼ばれることもあるそうです。この光も幻想的でした!